からだと電気 |
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この基本的関係を知るには、まず生物電気についてお話をしなければなりません。 古くは1800年頃、アレキサンダーハンボルド(Alexan-dervon Houmboldt)が南米で電気ウナギの放電によって馬が倒された光景を目撃したことを契機に、生物電気についての科学的研究がはじまり、イタリアの解剖学者ガルバニー(Galvani)がカエルの脚の筋収縮は生物電気の放電によるものと発表したことで、生物電気の存在は脚光を浴びるようになりました。 以後1951年には細胞レベルにおいて活動する電気を「膜電位」と呼ぶようになり、カラダが正常に働くためにはこの体内の電位活動が重要である事が解ったのです。 この体内で活動する電位の発見が、後に病気の解明、薬物開発、医療機器開発に大きく影響をもたらしました。 |
電気はカラダのあらゆる臓器、器官、組織に影響します。検査に用いられる心電計や脳波、筋電図等もこの電位活動を捉える装置と知れば、電気=電位活動 が身体には絶対欠かすことが出来ないものと判ります。 中でも私達の生活に直結する、睡眠、栄養補給とエネルギー消費、排泄などの代謝活動には、自律神経系や内分泌ホルモン系の電位コントロールが特に関係していると言われています。 |
それでは、ここで人体の電位活動を 〔 例 〕 をあげて紹介していきましょう! その一つは私達の身体の骨格、そう、骨についてです。 骨折の経験をお持ちの方も少なくないと思いますが電流を流すと骨の成長が良くなるといい、骨折の治療には、電気刺激がよく使用されるのを御存知でしょうか? 骨には一定の圧力や刺激が加わることで骨内に電流が発生することがわかっています。この電流による骨電位の活動が骨の成長を促しているのです。 スポーツマンの体系がガッチリしているのも、歩いたり、走ったり、動かす運動の刺激によって活動した骨電位が骨格を作り出していたのですネ。 |
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| 次に、最も重要な働きをしている血液を例にあげましょう。血液中の電位活動はその電解質にあります。血液中には、ナトリウム、カルシウム、カリウム、マグネシウムなどのプラス帯電の物質と塩素、リン酸塩、硫酸塩、炭酸などのマイナス帯電の物質が存在し、このプラスマイナスのバランスが健康、不健康を左右する鍵となっているのです。 |
一般に人間の血液は通常PH7.35〜7.45の弱アルカリ性に保たれています。慢性の病気を持つ人はこれより酸性に傾き生体における調整も悪くなっているといわれます。このプラスとマイナスの働きが、血液の酸性、アルカリ性にも大きく影響していると言えるのです。またマイナス側は酸素を細胞へ運ぶスピードを早め、プラス側は逆に酸素が細胞へ運ばれることを遅くするという働きも担っています。 その他、血液の流れにも、電気が補助をしており、赤血球の表面や血管の表面には互いにプラスの電気が帯電し、お互いが反発することで流れがスムーズになっているのです。心臓の力だけに頼らず、滞りなく流れるのも電気の影響あってのことなのですネ。裏を返せば電気活動が弱まること=血行不良と言えるのかも知れません。 |
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そしてもうひとつ、神経を例にとると、これは単純明快! 中枢、脳、末梢などすべて(運動、知覚、自律)の神経伝達には電気伝達が行なわれていることが解かります。 脳神経の電位伝達を活発にして、痴呆症の改善をしようという研究まであるのです。 |
このようにカラダの至るところで電位活動は重要な働きをしています。その低下は、新陳代謝を悪くし、弱体化を招くことで不健康の根源ともなりうるのです。
またカラダの電位活動は人間に限ったものでもありません。動物や植物など地球上の生命すべてに存在し、生命のバランスを保つ大切な役割を果たしています。 生命の源ともいえる電位活動は、常にカラダの正常を維持し続け、とくに病気などの不調を招くことなどないよう働き続けているのです。 では何故、人は体調を崩し不健康な状態を招いてしまうのでしょうか? そのことは次の「自然と電位」で説明しましょう。 |
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